角川書店「現代俳句大系」第10巻(1972年・刊)より、19番め、最後の句集、田川飛旅子「花文字」を読みおえる。
今月9日の記事(←リンクしてあり)、「古沢太穂句集」に継ぐ。
原著は、1955年、風発行所・刊。525句。
田川飛旅子(たがわ・ひりょし、1914年~1999年)は、1933年、洗礼を受ける。1940年、「寒雷」創刊に参加。1973年、「陸」創刊・主宰。
真面目な作品のなか、おかしみを持つものもある。
以下に5句を引く。
浮浪児の目があかあかと焚火育つ
眠られず冬の星夜を閉め出して
八重椿柔和なる眼も生き得るや
籾殻に卵さぐるや凍ゆるむ
電気を運ぶ臨時の柱夜桜へ

フリー素材サイト「Pixabay」より、柿の1枚。
今月9日の記事(←リンクしてあり)、「古沢太穂句集」に継ぐ。
原著は、1955年、風発行所・刊。525句。
田川飛旅子(たがわ・ひりょし、1914年~1999年)は、1933年、洗礼を受ける。1940年、「寒雷」創刊に参加。1973年、「陸」創刊・主宰。
真面目な作品のなか、おかしみを持つものもある。
以下に5句を引く。
浮浪児の目があかあかと焚火育つ
眠られず冬の星夜を閉め出して
八重椿柔和なる眼も生き得るや
籾殻に卵さぐるや凍ゆるむ
電気を運ぶ臨時の柱夜桜へ

フリー素材サイト「Pixabay」より、柿の1枚。
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