風の庫

読んだ本、買った本、トピックスを紹介します。純文学系読書・中心です。

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ケチ

 今日2回めの記事更新です。
 今日(7月10日、土曜日)午後4時に理髪店へ行った。予約制なので、昨日午後に予約した。6週間ぶりである。村上春樹は、1ヶ月に1回は、理髪すると書いていた。僕は少し長いかも知れない。
 昼近い11時半に目覚めて(夜は2時前に眠ったのだが、その前の寝不足があったのかも知れない)、タブレットでネットをし、午後も続けていたら、妻から「散髪は4時に出ればいいの?」と声がかかる。僕は廃車したので、妻に送り迎えしてもらう。時計を見ると、3時25分である。慌てて用意して、3時35分に出掛ける。
 3時50分・着。ヘアーサロン〇〇と名乗っているが、僕と同年代の主人と奥さんで営業している、チェア2つのお店である。45分後に迎えに来てくれるよう、妻に頼んで入店した。主人は少しおしゃべりだが、腕はよく、理髪、鼻毛切り、耳掃除もしてくれる。腰が弱く、長くチェアに掛けていられないので、顔剃りはしないでもらう。それで定額3千8百円の所、3千5百円の支払いで済ませてもらう。なお理髪代は小遣いでなく、家計費から出る。
 奥さんが「ちょうど迎えに来ていますよ」と言うので、見ると駐車場に妻の車がある。礼を言って、妻の車に乗り込む。

理容院4

写真ACより、理容院のイラスト1枚。




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 小島ゆかり・第14歌集「六六魚」を読み了える。
 古書店よりの到着は、今月5日の記事、入手した4冊を紹介する(11)で報せた。




小島ゆかり 六六魚
 2018年9月1日、本阿弥書店・刊。448首、著者・あとがきを収める。
 僕は彼女の歌集を、ほとんどすべて読んで来た。僕はもう短歌結社「コスモス」を放れ、彼女の歌にケチを付けたかったが、ケチの1つも、作品上は付けられない。

 自分を戒める娘に反発をして強がりを書き、次女のできちゃった婚を受け入れ、「われはもや初孫得たり」と「われはもや安見児得たり」をもじり、基本的に前向きである。人間の貪欲、貧しい政治を嘆くけれども。彼女の初期からある、草木鳥獣との交流感は健在であり、シュールな面を見せる。
 「われのみの歩み」とも詠んで、歌の覚悟を示すようだ。忙しく活動する彼女が「怠けきつたる日」と詠むのは、意外で怖い。彼女の歌には、何でも身に引きつけて詠む点があり、リアルさを保証している。
 華甲(還暦)を越え、過労気味の心身を労り、これからも歌に邁進してほしい。


 以下に8首を引く。
「昔は」と言ふたびわれを戒むる娘はむかしわれが産みたり
水際に立てばすぐさま押し寄せる鯉の貪欲にんげんに似る
下の子はけふ母になり とほざかる風景のなか夏の雨ふる
見つめ合ふうち入れ替はることあるをふたりのみ知り猫と暮らせる
「何者」と問ふ若者に「只者」と応へ立ち去る秋の妄想
老境も佳境に入るかこのごろの母はホントのことばかり言ふ
なにもかも怠けきつたる日の夜は丁寧語にて猫にもの言ふ
みづからをまづいたはれと言ふごとく胸に抱ふるパンあたたかし



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