風の庫

読んだ本、買った本、トピックスを紹介します。純文学系読書・中心です。

Kindle本の第1歌集「雉子の来る庭」をKDPしました。右サイドバーのアソシエイト・バナーよりか、AmazonのKindleストアで「柴田哲夫 雉子の来る庭」で検索して、購入画面へ行けます。Kindle価格:250円か、Kindle Unlimitedで、お買い求めくださるよう、お願いします。

サボテン

 最近に購入した、4冊の本を紹介する。
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 綿矢りさの17歳での文芸賞・受賞作「インストール」と、19歳での芥川賞・受賞作「蹴りたい背中」である。
 メルカリより、2冊セット・530ポイントで購入した。
 僕は文庫本と思っていたが、単行本だった。単行本の方が読みやすいようだ。

 3月15日(第3日曜日)の午後、パワーセンター・ワッセ内の書店・KaBoSに行き(マスクをして)、写真集2冊を買った。

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 「深海生物大事典」、成美堂出版、出版年次・なし、279ページ。価格:1,650円(税込み)。

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 写真図鑑「サボテン」。2017年4月25日、長瀬聡・刊、245ページ。価格:2,200円(税込み)。
 タイのサボテン園「ベッタムシィー」の、サボテンを写した。帯に「緋牡丹錦もたくさん」とあるが、緋牡丹錦が2/3のページを占める。緋牡丹錦は、お馴染みの緋牡丹と、他の種との交配種である。妖しい美しさがある。
 写真集2冊の代金3,850円は、商品券3,000円分とdポイント850ポイントで支払い、財布からは出さなかった。


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 青幻舎の文庫版「北斎漫画」全3巻より、第2巻「森羅万象」の第2章「山川草木」を見了える。
 同・第1章「鳥獣蟲魚」は、今月17日の記事にアップした。
 各巻の表紙には、vol.1、vol.2の表記があるが、本文では第一巻、第二巻となっており、本記事では第1巻、第2巻の表記を用いる。第1章、第2章の表記は、本文通りである。

 第2章は133ページに渉る。章題は「山川草木」となっているが、絵は草木が先に載る。栽培の草木や野菜、木の繁りぶりを描く。当時の江戸としては珍しかっただろう、蘇鉄、サボテン(団扇サボテンだけれども)などを収める。
 山川では、各地の山(富士山と思われる絵もある)、名の付いた奇岩、山間の民家、寺院、大きな橋、などを描いている。
 色使いが、黒、灰色、ベージュ(肌の色を兼ねる)と、3色のみなのが惜しい。
 コマわりの技法を使った連作があり、現代のマンガの源とされる1因である。
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写真ACより、「キッチン・グッズ」のイラスト1枚。


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法橋ひらく それはとても速くて永い
 法橋ひらく・歌集「それはとても速くて永い」kindle unlimited版を、タブレットで読み了える。
 ダウンロード入手は、今月6日の記事
「入手した2冊(4)」で報せた。
概要
 出版社、各版の発行年次、価格などは、リンク記事にアップしたので、ご覧ください。
 法橋ひらく(ほうはし・ひらく)は、1982年、大阪府・生まれ。歌誌「かばん」同人。
 短歌編のあと、東直子・跋「上手に生きる……?」、著者・あとがきを収める。
感想
 大阪府より東京都に上京して勤め、人間関係の希薄な寂しさに耐える歌が多い。
 引用しなかったけれども、サボテンの他の2つの名前は、仙人掌と覇王樹だろうか。
 珍しく、つつましいユーモアの歌もある。女性の好意に気づきながら、応えられない、実行に移れない所がある。
 図書館に勤めるとあるが、会社員でなくても、僕には大都会暮らしはとても出来なかっただろう。
 跋で東直子さんが引く歌と、僕がノートにメモした歌と、全く重ならなくて、理由がわからない。
 あとがきの末近く、「きっともう大丈夫。切なくなっても大丈夫。」とあり、短歌の力を自覚した、常に短歌を意識する、歌人のようだ。
 歌集の題名は、時代相を表わすものと受け取った。
引用

 以下に7首を引く。
曇天の海辺に立っている心地やさしいことのエゴを言われて
「補助犬の里親求む」を通り過ぎ改札を過ぎ過ぎてった今日
冴えていたギャグをいくつか借りてますなかなかウケが良くて ありがと
気付いてた慕情以上の何かだとそれを受け取りたかったことも
かろうじて働く人をやっている火曜の夜のハーゲンダッツ
風がすこし涼しくなっていつの間に登場人物(キヤスト)こんなに入れ替わったの
飛ばされるための帽子も油性ペンもないけど僕は今日ここにいた







 
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 冬の間、内玄関に取り込んでおいた鉢物類を、3月24日に軒下へ出した(上の写真)。
 春ごとの作業なので、慣れている。軒下へスノコを敷き(コンクリにじかに置かないため)、大きな鉢からスノコと3段鉢台へ置く。玄関の掃除(落ち葉など)を含め、30分程だった。
 昨年12月19日の記事、
「冬の観葉植物」で2番目に紹介した、サンスベリアは冬を越せなかったようだ。
 ミニ薔薇1株は、剪定をして靴箱の上にある。また昨年に植え替えた紐サボテンは、軒下へ出し(写真の左上)、開花を期待している。
 鉢台の3鉢の折鶴蘭は、葉がたくさん枯れているようだが、また新しい葉や蔓が出て来る。
 鉢出しの時には、
万両に赤い実があったが、写真撮影の3月26日には消えていた。小鳥たちも目敏い。


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