村上春樹のエッセイ集「村上T」を読み了える。副題は「僕の愛したTシャツたち」。
村上春樹のコレクションより、108枚のTシャツの写真（多く1ページを占める）と、18編のエピソードを収める。
購入は、8月7日の記事にアップした。
2020年6月4日、マガジンハウス・刊。定価:1800円+税。
1年以上前に刊行された本だが、僕は知らなかった。皆はどうして知るのだろう。店頭でだろうか。僕のように、何かの批評によってだろうか。ネットでは、知らない本の題名は検索しない。ネットの間隙を衝いた出版だろう。
海外経験の多い彼らしく、「ハンバーガーとケチャップ」、「大学のTシャツ」の項がある。お酒好きらしく、「ウィスキー」「ビール関係」の項がある。「熊関係」は、どうして集まったコレクションか、本人にも不明。おなじみ「レコード屋は楽しい」もある。マラソン、トライアスロン等の大会の「冷えたビールのことをつい考えてしまう」がある。
村上春樹の、おじさんらしく、金の苦労のない、照れ、はにかみが好ましい。読者は、村上春樹の口調に憧れているから、「猫を棄てる話」のように深刻でなければ、大いに歓迎する。
1年以上も刊行を知らなかったのは、半ハルキスト（？）の僕にはショックである。
イラストACより、「アクアリウム」の1枚。
村上春樹のコレクションより、108枚のTシャツの写真（多く1ページを占める）と、18編のエピソードを収める。
購入は、8月7日の記事にアップした。
2020年6月4日、マガジンハウス・刊。定価:1800円+税。
1年以上前に刊行された本だが、僕は知らなかった。皆はどうして知るのだろう。店頭でだろうか。僕のように、何かの批評によってだろうか。ネットでは、知らない本の題名は検索しない。ネットの間隙を衝いた出版だろう。
海外経験の多い彼らしく、「ハンバーガーとケチャップ」、「大学のTシャツ」の項がある。お酒好きらしく、「ウィスキー」「ビール関係」の項がある。「熊関係」は、どうして集まったコレクションか、本人にも不明。おなじみ「レコード屋は楽しい」もある。マラソン、トライアスロン等の大会の「冷えたビールのことをつい考えてしまう」がある。
村上春樹の、おじさんらしく、金の苦労のない、照れ、はにかみが好ましい。読者は、村上春樹の口調に憧れているから、「猫を棄てる話」のように深刻でなければ、大いに歓迎する。
1年以上も刊行を知らなかったのは、半ハルキスト（？）の僕にはショックである。
イラストACより、「アクアリウム」の1枚。
