風の庫

読んだ本、買った本、トピックスを紹介します。純文学系読書・中心です。

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執筆

 ボブ・グリーンのコラム集「アメリカン・タイム」を読み了える。
 彼の本を既に読んだかと、ブログを検索するが、ヒットしない。

アメリカン・タイム
 集英社文庫、1993年・刊。45編のコラムを収める。
 ボブ・グリーンは、シカゴ・タイムズのコラムニストになり、シカゴ・トリビューン紙、エクスクァイア誌のコラムニストとして成功した。邦訳も10数冊があるという。
 文庫本のカバーは洒落ている(カバーイラスト、カバーデザイン、共に日本人に依る)が、読んだ感想は、芳しいものではない。名が売れている事を利用して、著名人をけなしたり、小エピソードを取り上げて有名にし、名を上げて行く。自転車操業か、ハムスターの回し車のように、走り続けるしかない。
 アメリカ人には、アメリカン・サクセス・ストーリーの体現者に映ったのかも知れない。
 2002年9月、古いスキャンダルが発覚し、シカゴ・トリビューン紙のコラムニストの座を降りた。彼はその後も執筆を続けている。


 


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 先の3月30日の記事、「届いた4冊」で到着を報せた4冊の内、村上春樹の旅行記「ラオスにいったい何があるというんですか?」を読み了える。
 再訪を含めて、10編の旅行記を収める。
 2015年、(株)文藝春秋・刊。
 僕が彼のエッセイ、ノンフィクション、翻訳(1部)まで読むのは、彼の文体に惹かれるからである。
 豊かな、余裕ある文体は、彼のたゆまない執筆に養われたものだろう。
 学ぼうと思えば、文法的に主語と述語がしっかりしている事、自然描写を惜しまない事など、多くがあるだろう。
 僕は短歌の世界に入っているので、1首に主語がなければそれは「私」であるとか、省略された所は補って読むように、などの指標のある所で、小説家の文体には敵わない、と思う。
 タイトルがコピー的には苦しげだけれど、ラオスに行く中継点でヴェトナムの人の言葉のニュアンスだったそうだ。答えは「その何かを探すために、これからラオスまで行こうとしているわけなのだから」。
 未知のものを探すために、未知の世界へ出掛ける勇気も、若さも、今の僕にはない。新しい作家の小説や詩(短歌は比較的新しい歌集も読んでいるけれど)を、ほとんど読まない。温故知新的な心境に近い。


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