風の庫

読んだ本、買った本、トピックスを紹介します。純文学系読書・中心です。

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季節

 新潮社の「川端康成文学賞 全作品 Ⅰ」より、2回め、1975年に受賞の永井龍男「秋」を読み了える。
 1回めの上林曉「ブロンズの首」の感想は、今月9日の記事にアップした。


 「秋」はこの本で14ページである。娘の婚家の花火の宴に、誰も知らない客が2、3組あった事。執していた狂言「月見座頭」を堪能した事。瑞泉寺で一人、十三夜の月見をする話。
 ほぼ脈絡もなく語られるが、賞の審査委員からは、まとまり過ぎず、秋の感覚を表わしていると評価された。
 永井龍男(ながい・たつお、1904年~1990年)は、俳号・東門居として俳句にも活躍したから、季語の季節や、初句・中句・結句のような繋がりに、執したのかも知れない。
 戦前からの作家の、清潔な文体である。
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写真ACより、「ウィンターアイコン」の1枚。



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 今日2度目の記事更新です。
 半夏生は昨日でしたが、今日の昼に、風習の半夏生鯖を食べました。

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 当地には、半夏生の日に、鯖の丸焼きを食べる風習があります。ハゲッショサバ(半夏生鯖の訛り)と呼びます。
 昨年7月3日の記事、今日の昼食を公開します(3)にも、アップしました。
 今年も妻が半夏生の日に、職場より1匹を頂いて来ました。
 半夏生の日(夏至から11日め)、田植え仕事を済ませて、体力回復を図る由来のようです。

 このあと、鯖の半分(1匹は1度に食べられません)と、写真の茹で卵、肉じゃがの残り物、それにインスタントの味噌汁を足して、昼食のお菜としました。
 僕は季節の節目の、こういった食事が好きです。


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年刊句集「福井県 第57集」
 福井県俳句作家協会「年刊句集 福井県 第57集」(2019年3月20日・刊)より、8回めの紹介をする。
 先の5月22日の記事、同・(7)に次ぐ。
 今回で第57集の作品集のすべてを読み了えた事になる。
 昨年の第56集と同じく、8回めで紹介できて幸いである。
概要
 今回は、192ページ~218ページの、47名、470句を読んだ。
 敦賀地区(敦賀市、美浜町)、若狭東地区(三方郡、三方上中郡)、若狭西地区(小浜市、おおい町、高浜町)の、3地区のすべてである。
 このあと、各俳句大会入賞句、出句者索引を含め、付随項目を収める。
感想

 ほぼ有季定型の句で、季節の短詩の良さを、十分に味わった。俳句らしい大胆な省略や、海辺の町らしい句に、改めて新鮮さを感じた。
 俳句を創らない僕が、県の俳句アンソロジーを紹介し、拙評や引用で、福井県俳壇に、要らぬ波風を小さくても立てなかったか、心配である。
 今後も福井県俳壇が栄えるように、願っている。
引用
 以下に5句を引く。
懸命に父の腕まで泳ぎ着く(N・一雄)
初競や海の色濃き出世魚(M・千代枝)
ちびつこの眼きらきら蟻の道(T・恭子)
春光や海を汲み上げ船洗ふ(H・稔)
ケーブルで着く山頂の青嵐(H・照江)



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