風の庫

読んだ本、買った本、トピックスを紹介します。純文学系読書・中心です。

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役員

 福井県俳句作家協会・編の「年刊句集 福井県 第59集」より、1回めの紹介をする。
 到着は、先の4月15日の記事、届いた2冊を紹介する(21)にアップした。


年刊句集、福井県
 今回は作品集の、役員順42名420句、顧問・名誉会員・参与の15名150句、計570句を読んだ事になる。
 協会の先達として、秀句揃いとは行かない。作句の最前線、競争や戦闘を離れるからだろうか。湧いた句を、素直に発表する訳にも行かないのだろう。
 修練のドキリとする句がある。

 以下に5句を引く。
サッシ戸は開かぬ仕組み後の月(S・洸石)
着流して八月大名父と母(N・すみ子)
フラメンコ月のデッキを踏み鳴らし(M・浩)
ドリップの一滴長し利休の忌(W・和子)
姉川の枯野に風の鳴るばかり(O・和子)




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 福井県俳句作家協会・刊の「年刊句集 福井県 第58集」より、1回めの紹介をする。
 到着は、先の3月30日の記事、届いた2冊を紹介する(12)にアップした。リンクより、関連過去記事へ遡れる。

 

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 2019年、令和元年に吟じられた句より、1人10句1段(1ページ2段)。
 今回は役員43名、顧問以下15名、計58名の580句を読んだ。
 新しい題材(カフェラテなど。タピオカの句はあるかどうか)、新しい表現を目指している。土着性の汲み取り(紙漉き、海女など)もある。中句「ゐの一番に」の句があり、「いの一番に」の誤り(旧かなでも)であり、よい着眼なのに惜しい。
 表現し、発表し、競うことで癒される心もあるだろう。

 以下に5句を引く。
藻の花や水が自慢の紙の里(M・潤子)
涙腺の乾き八月十五日(M・潔)
廃村の鎮守に一夜盆踊(M・浩)
珈琲に描くミルク絵春隣(H・利男)
息白く駆けきて言葉聞きとれず(N・昭子)





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年刊句集「福井県 第57集」
 「年刊句集 福井県 第57集」に読み入る。
 本の受領は、先の3月31日の記事にアップした。
 リンクより、昨年・刊「同 第56集」、1昨年・刊「同 55集」の感想記事へ遡り得る。
概要
 福井県俳句作家協会・発行、2019年3月20日・刊。
 1ページ2段組み、1段1名10句を、新年・四季順に掲載する。
 会長のY・世詩明氏の序文「先師に続け」のあと、作品集、俳句の各種大会の入賞句、各支部の報告等、索引、編集後記へ続く。
 作品集は、2018年(平成30年)に吟じられた句をもって成る。
感想

 今回は初めの1ページ~32ページ、役員、名誉会員・参与の61名、610句を読んだ事になる。
 大家の作品であって、初心者の乱れはない。
 おもに宗教信仰に近く、土俗性も残されている。
 農林漁業に働く老いを吟じた句があって、目を惹かれる。
 技法的に、比喩は少なく、短い詩型ながら対句を取り入れた作品が、散見される。
引用
 以下に5句を引く。
地に木遣天に見得切る梯子乗り(I・道夫)
小鳥来る庭に水琴窟ありて(F・フジ子)
春浅し焦げつき癖のフライパン(I・千恵子)
湧き水に浮かぶ西瓜の自転して(S・健吉)
鮎を焼く簗場小町と呼ばれゐて(I・野武男)



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 先の3月30日の記事、「届いた4冊」で報せた内、了いに紹介した「平成29年版 年刊句集 福井県 第56集」を読み始める。
 
「同・第55集」の了いの紹介は、昨年6月9日の記事にアップした。
概要
 2018年3月、福井県俳句作家協会・刊。2段組み、281ページ。
 1名1段10句を載せる。
感想
 先ず役員の句から始まるので、顧問~幹事の36名360句、名誉会員・参与の18名180句を読み了える。
 完成された立派な句があって、見事だと思うけれども、如何なものかとも思う。
 句歴が長く活躍する俳人だから、それも理だけれども、いつまでも発展途上であってほしい。
引用
 F・フジ子さんの「仏舞」10句より。
木洩れ日に金の面映え仏舞
 T・まゆみさんの「結び目」10句より。
後悔のかたまり崩すかき氷
 T・芳江さんの「鳥帰る」10句より。
俎板の乾く間もなし三ケ日



 
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