風の庫

読んだ本、買った本、トピックスを紹介します。純文学系読書・中心です。

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指摘

 4月9日(第2金曜日)の午前10時より、橘曙覧記念館の会議室にて、短歌研究会C・4月歌会が持たれた。
 同・3月歌会は、先の3月19日の記事にアップした。


 今回は、事前1首出詠・8名、出席者・6名だった。事務局が用意した、B4判プリントを基に、参加者が意見を述べ合った。
 ANさん(前回のASさん、は誤りと判明した)の1首は、「初鳴き聴こゆ」→「初鳴き聞こゆ」と直されたのみ。
 TTKさんの歌は、中句「白々と」を「白じろと」と、「しらじらと」に間違われないように直された。
 TTMさんの1首は、結句を「桜散りゐし」→「桜散りゐき」とのみ直された。
 YNさんの1首は、4句「おぼろげなりし」は、「おぼろげとなる」が良いと、僕が指摘した。
 YYさん、TFさんの歌は、直されなくてパス。
 YKさんの1首は、4句「刹那に見つる」を、僕が「刹那に見たる」に直すよう奨めたが、TFさんが「刹那に見えし」を提案し、それが採られた。
 しまいの僕の歌は、中句「起きてくる」を「目が覚める」に直すよう奨められるなどしたが、「動きがあった方が良い」」などと僕が頑強に抵抗して、そのままとなった。
 検討をおえ、次回の日程を決め、僕は11時半に、妻の迎えがあるので退出し、残る人はもう少し話し合ったようだ。
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写真ACより、「ガーデニング」のイラスト1枚。


 
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 今朝6時公開の記事にお約束通り、続けて短歌研究会A・3月歌会の記事をアップする。
 3月18日の短歌研究会C・3月歌会(出席者6人)に続き、メンバー3人の短歌研究会A・3月歌会を、メンバーの都合により、11時45分より慌ただしく持った。
 同・2月歌会は、2月19日の記事にアップした。


 研究会Aのメンバーは、TFさん、MKさん、僕の3名である。内容は、お互いの10首詠草の検討である。TFさんは、10首できたけれど、詠草を忘れて来たとの事だった。
MKさんの10首より。
 1首めでは、「けり」と「たり」の2つの感嘆の助動詞は避けたく、持ち帰って検討。
 2首めでは、結句「子の帰るころ」の子はお孫さんという事で、「孫帰るころ」となった。
 5首めの下句「摘みゐる背を春の雉泣く」の4句を、「摘みゆく背
(せな)に」が適するとTFさんが指摘した。
 8首め。「余裕のあらざれば」は「余裕のあるならば」が正しいとTFさんが指摘した。
 9首めの2句「主張なされぬ」は「主張のできぬ」がなめらかと、僕が奨めた。
 10首めの結句「小雨降る昼」は「春の雨降る」と場面転換を、僕が奨めた。
僕の10首より。
 1首めの下句「ファイトと返るSMSに」のSMSを送って下さったのはMKさんだったが、ご自身が覚えていらっしゃらなかった。
 2首めでは、漱石が博士号を辞退した事を、TFさんがご存知なかった。
 3首め、妻の両眼の白内障手術が成功した内容を、TFさんが喜んで下さった。
 5首めの「オーブン」は、「オーブントースター」の事で、「オーブンレンジ」と比べているのだが、表現が不十分だった。
 8首めの下句「春の山鳩帰り来て啼く」は、TFさんが僕らしいと誉めたが、僕は類想歌の気がする。
 お互いに時間の都合があり、12時15分頃に散会した。
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写真ACより、「ガーデニング」のイラスト1枚。


 
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 12月18日(第3火曜日)朝9時半に、メンバー3人が喫茶店に集まり、短歌研究会A第51回を持った。
 先の11月17日の記事、
同・第50回に次ぐ。
 MさんとTさんはアメリカンコーヒーのモーニングセット、僕はブレンドコーヒーのモーニングセットを頼んだ。セットの来る前に、歌誌の貸し借り、新号の見せ合い(所持者がまだ読み了えていないため)をした。セットを食べつつ近況報告。

 そのあと研究会に入る。研究会Aは、お互いの詠草の検討である。
Mさんの8首より。
 中下句「茜雲に突き刺すごとくかりがね渡る」の3句を「茜雲を」にするか、4句を「突き入るごとく」にするよう、僕が提案した。
 初句「娘を訪はば」を「娘を訪へば」にするよう、Tさんが奨めた。他に何点か。
Tさんの9首より。
 3、4句「山茶花のその真白きの」は「の」が続くので、「真白きが」を提案する。後に「真白きは」が良いと気づく。
 2句「まだ陽のある」が字足らずなので、「まだ陽の残る」を提案して、納得して貰えたようだ。他に何点か。
僕の10首より。
 中句下句「出掛けたが眠っていてくれた五時間」の4句が字足らずとの指摘を受けた。後に自分で「出掛ければ眠ってくれた五時間ちかく」と推敲してみた。
 上中句「かの人は一ヶ月余ぶり更新の」の2句を「ひと月余ぶり」にするよう、Tさんが奨めた。その場では反発したが、「かの人は」と和語で始まっているので、提案通りの方が良い、と後に思い直した。他に何点か。


 検討を了え、僕の今期1ヶ月分の詠草、50首程を2人に読んで貰い、感想を貰った。
 12月の研究会B(岩波文庫「宮柊二歌集」の読み込み)は、忙しくなるので1回休む事にして、1月の短歌研究会Aの日程を決め、11時頃に散会した。
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写真ACより、「ケーキ」のイラスト1枚。



 
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