風の庫

読んだ本、買った本、トピックスを紹介します。純文学系読書・中心です。

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福井市

 福井県俳句作家協会・編の「年刊句集 福井県 第58集」(2020年3月・刊)より、2回めの紹介をする。
 同(1)は、今月14日の記事にアップした。



 今回は会員順欄に移り、福井地区(福井市と吉田郡)の、34ページ~55ページ(ほぼ所属誌・別にまとめてある)の、22ページ、44名440句を読んだことになる。
 県内のアンソロジー句集なので、風土感が親しみやすい。しかし宗教色の強い句は困る。
 新しい対句の発見(修練の上の奇跡である)や、新しい語(「ガレージセール」、「ナースシューズ」など)の使用、挽歌、老夫婦の情景、など優れた句は多い。ベテランが修練に打ち込んで吟じた句が多いのだろう。


 以下に5句を引く。
見つめつつ見つめられつつ雛仕舞ふ(U・総子)
薫風やガレージセールの椅子逆さ(H・芳夫)
星おぼろ母に最後の薄化粧(H・一枝)
老妻の少女となりて青き踏む(K・信夫)
蒲公英やナースシューズの行き交り(U・君枝)
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写真ACより、「アジアンフード&ドリンク」のイラスト1枚。




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 今日2回目の記事更新です。
 12月15日の記事
「方言集 決定版 Ⅶ」を作成は、幸い好評のようでした。
 それで僕のホームページ「新サスケ’s Ownd」の12月16日付けの記事
「決定版 Ⅶ 方言集 -福井市とその近辺-」全文に、全425語をアップしました。表紙とExcel表で、合わせてA4判9枚です。
 方言、言葉に関心がおありの方は、是非ご覧ください。
 これからも当地方の方言を、追加して集めて参ります。

 また僕のブログ2つ、ホームページ1つに、挙げる分野も定まったようです。ブログ「新サスケと短歌と詩」には僕の詩歌を、ブログ「風の庫」には読書日記と関連の記事を、ホームページ「新サスケ’s Ownd」には文章等の書類記事をアップして行く事に、なりそうです。
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写真ACより、「乗り物」のイラスト1枚。





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 今月1日に、僕がExcelで作成した「方言集 -福井市とその近辺ー 決定版Ⅵ」を紹介する。
 前の
「同・Ⅴ-Ⅰ」は、昨年9月3日の記事にアップした。
 2004年11月に初版だが、それ以前に10年くらい掛けて方言を収集している。
 第Ⅱ版、第Ⅲ版と進み、決定版と銘打ったが、それ以後も収集は進み、決定版Ⅴまで進んだものの、それ以上は書けなくて、Ⅴ-Ⅰ版とした。
 ブログにアップする事で、前へ進める気がして、決定版 Ⅵを称する事が出来た。
 上の写真の明るいのは、多機能プリンタのスキャン機能で取り込んだからである。

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 表紙を含めA4判9枚の、「と~は」辺りの1部である。
 左端欄が方言、右へ3欄が一般語である。
 今回は、「やだぼう(嫌がらせする人)」、「んだった((~して)くださった)」、「げら(よく笑う人)」、「へごたれ(不出来なもの)」、「んでっての((~して)行ってください)」、「んでの((~して)くださいね)」の、6語を追加した。
 手帳からExcelに挿入する時、すでに書いてあるかと思ったが、6語とも新収集だった。
 計算上、417語となる。
 プリントをホッチキスで留めただけの冊子だが、僕が聞いたり言ったりした方言だけを集めたものとして、意義があると思っている。
 最近は、生まれた時からテレビのあった世代が多く、方言を使った者も、僕たち世代をしまいに少なくなるようなので、記録は貴重だとも思っている。

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 僕は自力で、福井市とその近辺の、方言集を作っている。
 パソコンのExcellに打ち込んで、毎年少しずつ増やして来た。
 初版は、2004年11月23日だが、その後書には、10年くらい掛けて、方言を集めて来たとある。
 上の表紙の右下に、僕の名前と作成年月日が入っている。

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 上は、A4判で表紙を入れて9ページの、「決定版 Ⅴ-Ⅰ」の3枚目の1部である。
 初版、第2版、と続けてきたが、第5版くらいで「決定版」と称した。その後も増えるので、「決定版 Ⅱ」、「同 Ⅲ」と続いたが、「決定版 Ⅴ」の後は作りがたく、「Ⅴ-Ⅰ」と称して、先の9月2日に作り上げた。「あっこら(あちら、あの辺り)」、「ぐねる(くねる、曲がる)」、「ぬかってると(気を抜いていると)」、「だまくらかいて(騙して)」、「だまさって(騙されて)」などを、手帳より足した。
 語数は、初版は記録がないが、2006年頃の第Ⅱ版で、きっちり400語だった。現在は411語である。11語しか増えていないのかというと、そうではない。初めのリストより、標準語、関西方言として一般的な語、俗語だが全国的なもの、など数十語を削ったからである。年に数語は増えている。
 福井県の方言集として、大作もある。しかしこの、A4判プリント用紙、ホッチキス止めの冊子は、僕が実際に聴いた事のある語ばかりを集めた方言集として、価値あるものと思っている。
 方言詩で活躍した、かつての盟友、こぐま星座さんに1部を送ろう。


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