ずいぶん昔、紙の本をスキャンして電子化(pdf化)することが流行り、僕も何セットか、代行業者に依頼して電子化し、CDに収めていた。
 今、前のブログ「サスケの本棚」を内部検索すると、2011年7月26日の記事が最初らしい。



 その後、CDよりUSBメモリへ、パソコン上で直接コピーしようとして、双方ともクラッシュしてしまったと思っていた。以下の2記事の通りである。


 しかしそれより9年近い(パソコンも2台替わった筈)先日、ふと考えて、USBメモリは電子回路だからクラッシュして仕方ないが、CDは色素を使うようだから、残っているのではないかと思った。今のパソコンは丈夫だから、パソコン本体がイカレル事もないだろう。
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 それで残していたCDを取り出して、Windows10パソコンに掛けてみた。ディスクは使えるようになっている。すると画面に1覧表が現れ、「立原道造詩集」を開けてみると、読めるではないか。9年間も駄目になったと思っていたCD本が、活きていたのである。pdfの表示が替わったのか、ページは捲れないが、スクロールして読める。
 合計18冊の蘇りである。版を重ねたせいか、手ずれか、活字の滲んだ本もあるが、それらはなぞれば思い出せる。

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 もう1枚の電子書籍化した本を収めたBDがあり、これにはアンデルセン童話集(7冊)、同・自伝(1冊)、グリム童話集(5冊)、ファーブル昆虫記(10冊)、いずれも岩波文庫、を収めている。
 電子書籍化の名残りとして、読んでみたいと思う。