風の庫

読んだ本、買った本、トピックスを紹介します。純文学系読書・中心です。

Kindle本の第1歌集「雉子の来る庭」をKDPしました。右サイドバーのアソシエイト・バナーよりか、AmazonのKindleストアで「柴田哲夫 雉子の来る庭」で検索して、購入画面へ行けます。Kindle価格:250円か、Kindle Unlimitedで、お買い求めくださるよう、お願いします。

見開き

 立石百代子さんが贈って下さった絵本、「喰うな!おれのだ!」を読み了える。
 被贈は今月10日の記事、届いた2冊を紹介する(17)にアップした。



喰うな!おれのだ!
 能登印刷出版部・刊、2020年9月10日・2刷。30ページ。定価:1,800円+税。
 見開き2ページの内、右側1ページに文が、左側1ページに絵が配されている。子を失った母ライオンが、ガゼルの子を自分の乳で育て、同族の迫害にめげず、ある日ガゼルの群れに追いやる話である。
 異類親子と、子離れが、テーマとなっている。
 親・娘・孫の3代の協力によって成った1冊であり、これによってお孫さんの就職が順調に決まったという余話も、喜ばしい。


このエントリーをはてなブックマークに追加

「覇王樹」9月号
 所属する短歌結社の歌誌、「覇王樹」2019年9月号を、作品中心に読み了える。
 同号の到着は、先の8月29日の記事にアップした。
 リンク記事には、8月号の感想、覇王樹のホームページ、9月号の僕の歌、3つの記事へリンクしてあるので、是非ご覧ください。

 「覇王樹」には、巻頭8首抄のあと、爽什10名欄があり、同人より6首ずつを集める。今月のトップテンと納得する、優れた作品である。
 覇王樹人の歌碑(33)岩佐健の歌碑では、見開き2ページに、歌碑と歌人の写真、紹介文を載せ、顕彰している。


 2首の引用に寸感を付して、紹介としたい。
 東聲集のI・ちずるさんの「まさかにつまづく」6首より。
ソファーより立ち上がれるもままならぬ九十の母歯痒いと泣く
 老いの極みを詠む。誰もが(僕も)至る道だろう。
 游芸集のM・睦子さんの「梅雨入り」6首より。
女子力や甘え上手は無縁なり我の人生働くばかり
 私事だけれども、僕の妻も66歳で、病気をかかえ働いている。口は悪いけれども、僕の好物を買って来てくれる。


 
このエントリーをはてなブックマークに追加

↑このページのトップヘ