風の庫

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開会挨拶

 2月13日の午後1時半より、県教育センターの会議室で、福井県詩人懇話会・主催の、第43回 会員の詩書を祝う会が催された。
 詩の催しとして、昨年11月21日の、2020ふくい詩祭以来である。


 詩書を祝う会の司会はN・Tさん、まず詩人懇話会・代表の渡辺本爾さんの開会挨拶があり、自由で多彩な作品を受け止めたいと述べた。
 著者にインタビュアーが問いかける形で、祝う会は進んだ。
1・笠原仙一・詩集「命の火」。インタビュアーはK・Sさん。この詩集と共に、彼の詩集を他に3冊頂いたので、後日、紹介し、感想もアップしたい。
 カタカナ語が多いが、の問いに笠原さんは、カタカナが好きでそうなる、と答えた。またK・Sさんはアジテート詩を評価し、笠原さんもアジテート詩はよく調べ練って創ると述べた。
2・渡辺本爾・詩集「時間の船に浮かぶ」。インタビュアーはS・Nさん。分けた3章の、1は旅立ち、2は希望、3はこれからの行く末、を意識したと明かした。しまいに渡辺さんは、新しい境地に行きたい、と締め括った。
 僕の感想は既に、昨年12月14日の記事にアップした。

3・金田久璋・詩集「理非知ラズ」。インタビュアーはK・Mさん。この詩集は、僕の手許にない。金田さんは「神との対話がバックボーンにある」と語った。
4・土曜美術社出版販売・現代詩文庫「山田清吉詩集」について。急遽、金田久璋さんが10分ばかり語った。
 会場からの発言も多く、盛況のうちに進んだ。

 著者への花束贈呈があり、詩人懇話会・副代表のS・Sさんの閉会挨拶。3詩集とも、未来へ希望を託している、と述べた。祝う会は予定の4時に過ぎた。

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 スマホの写真より。参加者は、写真に入らない人を含めて、25人だった。




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 11月21日(第3土曜日)の午後1時半より5時までの予定で、2020ふくい詩祭が、あおっさビル6階の1室で催され、僕も主催の福井県詩人懇話会のカメラマン役で参加した。
 なお2019年の、ふくい県詩祭in三国は、昨年10月27日の記事にアップした。画像が失せています。



 今年はコロナ禍のため定員38名、招待者2名(フルート奏者、講演者)の、計40名の参加の筈である。マスク着用、検温後の着席だった。時間は短縮された。
2020ふくい詩祭・全景
 T・めぐみさんの司会の元、懇話会・代表のW・本爾さんの開会挨拶で始まった。
 朗読3名のところ、K・ひろさんはケガのため欠席、N・明日香さんは高校3年の大事な時期なので教科担任のN・昌弘さんの代読、それにN・良平さんの自作朗読だった。
 浅川由美さんのフルート演奏(自作「光の風」、「皇帝円舞曲」「トルコ行進曲」メドレー、「越後獅子」「月の砂漠」メドレー、「アイネクライネナハトムジーク」1部)のあと、10分間の休憩。

 詩人の川口晴美さん」(福井県出身、受賞多数)の講演「詩のなかの多様な声と想像力」では、オーストラリアの詩祭への参加と、オーストラリア詩の翻訳を巡ってを、主に語った。1編を自身も2種の翻訳をし(「ゴミ」の題で)、教える大学生に翻訳させたところユニークな解釈の翻訳が返ってきたことなどを語った。


 シンポジウムは、「現代の若者にとって詩はどこにあるのか」をテーマに、K・不二夫さんのコーディネイトのもと、N・良平さん、H・信和さん、N・昌弘さんをパネリストとして進行した。N・良平さんは新聞社を退職したばかりでネットに詳しく、同人詩誌には書いていないがネットの詩のサイトに若者は参加し、参加者も増えていて、若者は詩より離れていない、と話した。小学校教員のH・信和さんは詩の授業で詩を書かせたりするが、児童は詩を書くことを嫌がらず、難しいことだとも思っていないようだと話した。N・昌弘さんは、高校教師として話した。対象が、青年男女、小学校生、高校生と食い違いがあったが、歩み寄ろうとするところで、僕は妻に車で迎えに来てもらうため、4時頃に退席した。閉会挨拶は撮れなかったが、他の写真はほぼ撮れたと思う。




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 9月19日(第3土曜日)の午後一時半より、県教育センターの会議室を借りて、県詩人懇話会・主催の「第42回会員の詩書を祝う会」が持たれた。
 今年2月17日の記事、第41回・同に次ぐ詩の催しである。



祝う会全景
 第42回の今回は、コロナ禍のもと、体温検知、マスク着用の上の参加で、事務局に拠ると17名(写真に入らない人を含む)の参加だった。
 T・Aさんの司会のもと、懇話会代表のW・Mさんの開会挨拶で祝う会が始まった。挨拶では、「作者の素顔を、どういう思いを込めているかを、楽しみに、有意義な会にしたい」とも述べられた。
 今日の対象の3冊の著者、3名が詩1編を朗読した。
 次に1冊ずつ、著者へのインタビュー(前以って決めていた)があった。

 こじまひろ・詩集「逝き咲き」には、S・Sさんがインタビューした。60代からの異色の詩人である、素晴らしい後半生だと讃えられた。また「絶縁体」では、大工だった経験を活かして、古家の電気配線になぞらえて、生を語った。
 西畠良平・詩集「溶け出した言葉」は、K・Hさんがインタビューした。著者は、若くから詩を書いていたが、新聞記者となって作品の発表を制限し、新作31編で詩集を成し、遅い第1詩集となったと語った。詩集に頻出する「あなた」とは誰かの問いに、神であり(彼はクリスチャンである)、不特定多数であり、妻を含む特定の女性である、と答えた。これからのテーマを、リアリズム・オンリーでない時事詠としたいと語った。

 立石百代子・詩画集「喰うな!おれのだ!」は、インタビュアー予定のY・Mさんが都合で欠席なので、司会のT・AさんがY・Mさんの質問事項を読み、著者が答えた。著者は、高齢者にも文字を読んでほしく、詩画集を成したと語った。アフリカ訪問の経験が大きく、スラム街、サバンナの没り日にも打たれ、ライオンが草食動物を育てた話を、主題とした。娘さん、お孫さんが絵を担当し、次の詩画集のプランもあると語った。

 参加者は多くなかったが、会場からの発言も多く、盛会だった。予定をやや押して、4時20分頃に散会した。





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 2月15日(第3土曜日)の午後一時半より、県教育センターの1室で、県詩人懇話会・主催の「第41回会員の詩書を祝う会」が持たれた。
 詩の催しとして、昨年10月22日の記事、「ふくい県詩祭in三国」に次ぐ。ただしこの間に、僕が参加しなかった、詩書を祝う会があったようである。



 参加者は26名で、事務局の想定を大きく越えた。
 H・信和さんの司会のもと、詩人懇話会・代表のW・本爾さんの開会挨拶のあと、当日の朝に亡くなられた会員・神子萌夏さんへ黙祷が捧げられた。

 M・あずささんの詩集「その心の海は」に就いて、A・雨子さんがインタビューした。内容と微細に触れつつ、スムーズな進行だった。
 Y・清吉さんの詩集「自然生死」に就いては、K・久璋さんが前以って質問事項をY・清吉さんに提出し、それに答える形で、原稿が読まれた。
 82歳にしての第1詩集、S・章人さんの「在所」に就いて、S・周一さんがインタビューした。S・章人さんの詩以外の文化的業績にも関わるものだった。

 詩集刊行者にインタビュアーより花束が贈られ、予定よりやや押して、午後4時20分頃に散会した。僕はカメラマン役だった。内容は懇話会会報に載るだろう。
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写真ACより、「ケーキ」のイラスト1枚。


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