風の庫

読んだ本、買った本、トピックスを紹介します。純文学系読書・中心です。

Kindle本の第1歌集「雉子の来る庭」をKDPしました。右サイドバーのアソシエイト・バナーよりか、AmazonのKindleストアで「柴田哲夫 雉子の来る庭」で検索して、購入画面へ行けます。Kindle価格:250円か、Kindle Unlimitedで、お買い求めくださるよう、お願いします。

CD

 今月26日に届き、28日に記事アップした、CD2枚セットを、当日に続き29日午後にもセパレート・ステレオ・セットで聴いた。


ミスター"エレキ"ザ・テリー・ワールド
寺内タケシとブルージーンズ
KM MUSIC
2020-11-11

 寺内タケシ&ブルージーンズの、ミスター〝エレキ″ザ・テリー・ワールドである。民謡編曲・12曲、クラシック編曲・12曲の内容は、ここで挙げると長くなるが、Amazonの販売ページに1覧があるので、ご覧ください。
 音楽に詳しくなく、美よりも芸を求める僕なので、曲引きなどが面白かった。「津軽じょんがら節」(幾つかの調をメドレーしたようだ)の速弾きが良い。しかし以前に持っていた民謡・編曲のCDに比べて、民俗的な暗さが少ないようだ。時世に合わせた編集だろうか。
 クラシック・編曲では、「運命」の速弾きが良い。超絶技巧である。
 エコーなどエレキギターの特徴を良く活かしている。吹奏楽にない高音、低音を出した。キーボードのメロディもうまく挟まる。
 この2種のみを取り上げられるのは、寺内タケシの本意ではないかも知れないが、特性として売り出したので、いつまでも付き纏う。
 なおベンチャーズの録音と比べると、音が中央に集まり、左右に意識して分けて聴かせる事が少ないようだ。セパレート・ステレオ・セットを意識しない、編集ぶりだろうか。
 僕の数少ない音楽CDコレクションの内、貴重な盤となるだろう。
 僕は26日以後、オフィシャルHPやYouTubeで、彼らの演奏をたくさん視聴した。

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写真ACより、「雨の日」のイラスト1枚。




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 最近に手許へ届いた2冊とCD2枚1組を紹介する。
 まず所属する結社歌誌「覇王樹」の7月号が届いた。

「覇王樹」7月号
 同・6月号の感想は、今月18日の記事にアップした。

 7月号の僕の「葉が見えくれば」6首・他は、僕のもう1のブログ「新サスケと短歌と詩」の6月26日以降の記事に3分載したので、横書きながらご覧ください。


 メルカリで注文した、思潮社の現代詩文庫125「続・白石かずこ詩集」が届いた。
続・白石かずこ詩集 (現代詩文庫)
白石 かずこ
思潮社
1994-09T

 現品には帯がある。
 同・文庫の「続続・辻征夫詩集」は読んでいる最中であり、先日に届いた「続・岩田宏詩集」は手を付けていないのに、困った傾向である。
 若い日に、同・文庫「白石かずこ詩集」を読んで、感激した思い出がある。

 今月18日に亡くなった、エレキギタリスト、寺内タケシを偲んで、AmazonよりCD2枚組セット「ミスター゛エレキ″ザ・テリー・ワールド」を買った。寺内タケシとブルージーンズで、民謡・編曲12曲1枚、クラシック・編曲12曲1枚を収める。
ミスター"エレキ"ザ・テリー・ワールド
寺内タケシとブルージーンズ
KM MUSIC
2020-11-11


 曲引きの天才として、民謡とクラシックの編曲で1山当てたギタリストとして、僕は賛嘆する。ギターの運指と編曲に賭け、命がけだった。前にも民謡1枚、クラシック1枚のCDを持っていたが、処分してしまった。亡くなった事を聞き、どうしても手許に置きたく、2枚セット:2,200円+送料:598円を注文した。Amazonでは、Prime Music UnlimitedやMP3でも販売していたが、僕はセパレート・ステレオ・セットを持っているので、それで聞きたかった。パソコンの音質には限度があるだろう。




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 今日2回めの記事更新です。
 昨日に続き、10編のソネットより(3)をアップします。

   
ネット切れ
     新サスケ

ネットのない日々を
いかに過ごそう
ショパン作品集のCDを
パソコンにかけ

かつて配信された
イラスト・コレクションの
トリミング・カットをするも
三日めに飽きた

文庫本を読み
Kindle本の
詩集を読む

ブログ記事を書くこと
それにまつわること
何もできずに日が過ぎる!


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写真ACより、「建築」のアイコン1枚。


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 CDの「GOLDEN☆BEST 山口百恵」(副題「PLAYBACK  MOMOE part2」2枚組を、1枚ずつ2日に分けて聴いた。
 前ブログ「サスケの本棚」の2009年4月14日の記事に、中古CDの購入と、聴いての簡単な感想をアップした。


山口百恵 表山口百恵 裏

 CDケースの表と裏である。画像は、ケースよりCDを抜いてスキャンした(強光と電磁波の影響を恐れて)。
 このCDセットは、今でも中古品がAmazonで販売されている。

GOLDEN☆BEST/PLAYBACK MOMOE part2
山口百恵
ソニー・ミュージックハウス
2002-06-19



 当時の価格で2,980円、中古で658円+送料で出ている。2002年6月19日・発売。2時間6分・収録。
 誰も戦後の歌姫として、美空ひばりに次ぐスターと、山口百恵を認めるだろう。1973年・デビュー(テレビ番組「スター誕生」より)、際どい歌、哀しい歌等を歌い上げ、1980年・結婚・隠退。

 この2枚組セットには、シングルレコードA面の曲をほぼ網羅し、34曲を収める。新しいJBLのスピーカーで聴くと、シャウトでも声の掠れが少なく、美しく響いた。
 ベスト曲に「サスケの本棚」では「イミテイション・ゴールド」を挙げたが、今は最終曲の軽めの「惜春通り」を挙げたい。
 今も旧記事の「ブラウン管の聖女から、伝説の女神に昇華した。」の言を翻す事はない。
 当時のウーマン・リブに打撃を与え、家庭では今も良い妻・母親である事を認めるけれども。


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 ずいぶん昔、紙の本をスキャンして電子化(pdf化)することが流行り、僕も何セットか、代行業者に依頼して電子化し、CDに収めていた。
 今、前のブログ「サスケの本棚」を内部検索すると、2011年7月26日の記事が最初らしい。



 その後、CDよりUSBメモリへ、パソコン上で直接コピーしようとして、双方ともクラッシュしてしまったと思っていた。以下の2記事の通りである。


 しかしそれより9年近い(パソコンも2台替わった筈)先日、ふと考えて、USBメモリは電子回路だからクラッシュして仕方ないが、CDは色素を使うようだから、残っているのではないかと思った。今のパソコンは丈夫だから、パソコン本体がイカレル事もないだろう。
CIMG9755
 それで残していたCDを取り出して、Windows10パソコンに掛けてみた。ディスクは使えるようになっている。すると画面に1覧表が現れ、「立原道造詩集」を開けてみると、読めるではないか。9年間も駄目になったと思っていたCD本が、活きていたのである。pdfの表示が替わったのか、ページは捲れないが、スクロールして読める。
 合計18冊の蘇りである。版を重ねたせいか、手ずれか、活字の滲んだ本もあるが、それらはなぞれば思い出せる。

CIMG9765
 もう1枚の電子書籍化した本を収めたBDがあり、これにはアンデルセン童話集(7冊)、同・自伝(1冊)、グリム童話集(5冊)、ファーブル昆虫記(10冊)、いずれも岩波文庫、を収めている。
 電子書籍化の名残りとして、読んでみたいと思う。




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 先日、メルカリで二人の方より、嵐のアルバム2つを買った。
 昨年6月22日の記事、アルバムCDとガイド本を買う、で嵐のアルバム「僕の見ている風景」を同じくメルカリより、買ったことを報せた。


 この記事の検索に一苦労した。「嵐 アルバム」等でヒットしない。マイページの記事一覧で検索して、記事題名を割り出し、それでブログを検索すると、ようやくヒットした。ブログの記事検索は不安定である。

CIMG9734
 今回買った2アルバムの内、1つめ。
 「LOVE」初回限定盤。2013年10月23日・リリース。写真集・歌詞集1冊。CD1枚、DVD1枚。

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 2つめ。「Japonism」。2015年10月21日・リリース。初回限定盤。
 歌詞集1冊、写真集1冊、CD1枚、DVD1枚。

 なおケース表の写真は、台形補正カメラで撮った。スキャンしなかったのは、電磁部品を重ねて作動させる事に危惧したからである。
 なお僕は、嵐にあまり興味がない。嵐のテレビ番組を熱心に観る、妻へのプレゼントである。誕生日が近い。


 貧しい誕生日プレゼントだけど、僕はわずかな小遣いしか貰っていない。医者代、散髪代、自動車費、通信費は妻が払っている。
 妻は今月1杯で退職で、年休消化に入っている。退職祝いを持ちかけたけれども、妻は癌予後で、今は再び健康食に傾いていて、食事には乗り気ではない。無理は言えない。




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 6月26日(第4水曜日)、メンバー3人が喫茶店に集まって、短歌研究会B第34回を持った。
 僕は5月18日の記事、同A第56回に次いで、定刻9時半に30分の遅刻をした。前日に用意をして置きながら、目覚まし時計が鳴らず、Mさんの電話で起きたからである。
 同B第33回は、先の5月31日の記事にアップした。

 平謝りをして、アイスコーヒーを注文した。宮柊二の長歌に曲を付けた歌曲のCD「朱鷺幻想」を含め、歌誌・他の貸し借り、返却をした。
 短歌研究会Bは、岩波文庫「宮柊二歌集」(宮英子・高野公彦・編)の読み込みである。歌集を出掛け際に忘れた僕は、Tさんに文庫本を借り、TさんとMさんが2人1冊を参照した。

 今回は、170ページ、歌集「藤棚の下の小室」(1972年・刊)の1963年、「編輯会の夜」より入る。
「編輯会の夜」の章より。
 2首めの「先生を蔑(なみ)する若き」の「先生」は、明らかに宮柊二の師・北原白秋を指す。
 3首めの「悲しみ」、4首めの「痛ましき」、また飛んで172ページ「肥後、南関町外目」1首めの「こころ寂しも」など、感性が強い歌人だったのだろうと、Mさんが感想を述べた。
「昨日今日」の節より。

 2首めの上句「追ひすがり追ひ迫りつつ」は、歌業を含めて生活に追われ、「憩ひさへ」ないと詠んだのだろう。
 3首めの上句「家の者いまだ目覚めず」は、深夜の執筆を了えて、早朝だったのだろう。
「日常断片」の章より。
 1首めの下句「蛇ながながと草に居りたり」の蛇は、子供たちに殺されたのかと僕は思ったが、「ありたり」では無いので生きているのだろうとTさんが述べ、僕は納得した。
 4首め(172ページ)の、「歌詠むは悲しと思ひ詠まぬより浄しと思ひ歌を思ふ夜」の1首は、Mさんが心境にぴったりだと述べた。
「牡丹の寺」の節より。
 1首めの初句「蹴速(けはや、「蹴」は旧字)碑の」の「蹴速」は、日本書紀の当麻蹴速(たいまのけはや、相撲の神様)らしい。結句に「当麻寺(たいまでら)みち」とある。
「埋骨行」の節より。
 3首めの第4句「生死(しゃうじ)乗せつつ」の「しゃうじ」は仏教語で、生活語の「せいし」と異なり、短歌に親しいとTさんが述べた。

 174ページの1首め(上の歌)で、研究は30分ながら、10時半で了えて、雑談に移った。文庫本の歌集編の半ばに至った事に、お互い感慨深かった。次回の日程を決め、10時40分頃に散会した。
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写真ACより、「キッチン・グッズ」のイラスト1枚。



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